水銀灯をLEDに変えるには?

水銀灯をLEDに変えるには

水銀灯安定器と水銀灯LEDについて解説ページ

LED照明に関するお問い合わせは,,,
Email:so.info@jpuni.co.jp

水銀灯と安定器

安定器とは...?

水銀灯や蛍光灯などは明かりを点けるために、「安定器」という機器を使用しています。
ガラス管の中に電気を放電させ明かりを点けるための機器で、始動、予熱(予熱電圧)、電源の安定などを担っています。
参考Wikipedia:安定器(水銀灯)

ほとんどの水銀灯には安定器を使用しています。

体育館や倉庫、工場などに使用されている水銀灯の多くは安定器を使用しています。
※バラストレスタイプなど、同じ形状の水銀灯電球でも安定器を使用していない製品もありますので、ご確認下さい。

LED製品と安定器

LED照明はLED専用の電源を使用しているため、LEDを点灯するにあたり水銀灯安定器、蛍光灯安定器などは不要です。
現在、弊社で取扱いのあるLEDランプは安定器不要タイプ(安定器は外します)と安定器がそのままでも使用できるタイプの2種類があります。

LED水銀灯代替:安定器不要、器具交換タイプ

水銀灯をLED照明に交換する場合で、安定器を取り外す工事が必要な「器具交換タイプ」のメリット・デメリットをご案内します。

メリット...省エネ、長寿命

デメリット... 取替え工事が必要

LED水銀灯代替:安定器交換不要タイプ

水銀灯をLED照明に交換する場合で、安定器を取り外す工事が不要な「安定器交換不要、工事不要タイプ」のメリット・デメリットをご案内します。

メリット...簡単取り付け、工事不要

デメリット...取り付けられない器具がある

*注意事項*
ソケットの形状等により取り付けできない場合があります。
水銀灯電球と比べて重量がありますので、既存の器具(または器具が取り付けられた梁など)が
重量に耐えられない場合が考えられます。

対象商品|HK-1 Plus

対象商品|HK-5

工事不要|300W~400W水銀灯代替えLED

工事不要|200W~250W水銀灯代替えLED

水銀灯をLEDに交換するときに共通する注意事項

水銀灯やメタルハライドランプ、ナトリウムランプとLED照明、LED電球を交換する場合のおおまかな注意点です。
LED照明への交換をご検討の場合はお読みいただいて、ご検討ください。
(弊社の製品だけでなく、ほとんどのLED照明製品に共通しています。)
既存の照明(水銀灯電球など)と比べてLED照明が重く、取り付け場所が重量に耐えられない場合が考えられます。
(事前に建物側の確認が必要になる場合があります)
同じ梁に複数灯取り付ける場合などは、1灯づつの重量だけでなく全体の重量も考慮してご検討下さい。

<参考>

このイラストのような水銀灯のシンプルなセットの場合の重量
・カサ、ホルダ、水銀灯電球 計約3kg
・安定器 約4kg
※メーカー、製品によって重量は違いますので、あくまで参考としてのものです。
※安定器が水銀灯器具と一緒の梁に付けられている場合は、梁への荷重にプラスされますが、
 別の場所(配電盤の付近など)に取り付けられている場合があり、その場合は梁への荷重からは除外されます。
※これ以外に、特別な取付金物や衝撃防止のカバー(かごのようなもの)などが着いている場合はもっと重くなります。
・既存の水銀灯とサイズ、外形が違いますので水銀灯を外した場所に取り付ける事を想定している場合、同じところに設置できない可能性があります。
 LED照明用の取付金具が付けられない、カサが梁や壁等の障害物にあたってしまうなど、位置を変えなければ設置できない場合があります。

・発光の仕方(光線の方向)が水銀灯と違いますので思っている場所、方向に明かりが及ばない場合があります。
 また、逆に以前照らされていなかったところを照らせるようになる場合もありますので、
(カサ角度や照明の方向、拡散パネルの設置などで解消される可能性があります)
 取り付け場所や点灯の方向を検討していただく必要がある場合があります。

・ケーブルの種類、太さは水銀灯と同じものが使用できます(VVFなど)。
 水銀灯よりも電力使用量は下がりますので単体では太いケーブルになることはありません。
 既存の古いケーブルを再利用したい場合は、そのまま使用できるものなのかどうかを工事会社等に確認してください。

・LED照明は水銀灯に比べて発する温度が低いので、部屋の温度などが変わります。
 また、水銀灯の熱が高すぎるため設置できなかった場所に使用できる可能性があります
(水銀灯自体の発熱温度は約300~400℃になります)。
 反対に水銀灯よりも外からの熱には弱い傾向にあるので、大型機械の真上など熱量が高すぎる場合は、
 設置すると異常発光(点滅など)や故障の原因となる場合があります(場所を少し移動することなどで回避できる場合があります)。

よく見る水銀灯をLED水銀灯に交換する場合は こちら.

水銀灯(ランプ)生産終了について こちら.